消火器 使い方・廃棄方法
更新日:2021年3月31日
事業所、一般家庭の高齢者宅などを訪問して、不適正な点検や高額請求をする悪質な業者が見受けられますので、十分注意してください。
消火器の簡単な説明については、下記の通りです。
1.種類と適応
消火器には、適応火災を示す絵表示がついています。
火災の種類 | 火災のイメージ図 | 消火器の種類 | 適応火災色マーク |
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普通火災 (A火災) |
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ABC粉末消火器 強化液消火器 泡消火器 水消火器 |
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油火災 (B火災) |
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ABC粉末消火器 強化液消火器 泡消火器 二酸化炭素消火器 BC粉末消火器 |
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電気火災 (C火災) |
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ABC粉末消火器 強化液消火器 二酸化炭素消火器 BC粉末消火器
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2.失効消火器
検定合格証に通し番号が表示されていないもの。
使用した場合、使用済みであることが判別できないもの。
安全栓が黄色で、内径2センチメートル以上のリングでないもの。
安全栓を引き抜く方向が、上方向でないもの。
3.消火のコツ
火元をよく見定めて手前から掃くように放射する。
火勢に応じて放射方向をコントロールする。
油鍋などに火が入ったときは、油が飛び散らないよう鍋を包むように放射する(壁に当てて放射するなど)。

4.その他
消火器の廃棄について
圧力容器のため、不燃物で処分できません。
購入店、消防設備士等に相談し、適切な処理をしてください。
点検整備について
消防設備士乙種第6類免状保有者が整備できます。
消防法では、一般住宅に消火器の設置義務はありません
悪質な訪問販売に十分注意してください。
- 高齢者宅を訪問して、「消防署のほうから来ました。消火器の点検をします。」
- 事業所を訪問して、「消火器の詰め替えをします。」
などと言って、不適正な金額を請求するケースがあります。