予防救急 <心疾患編>
更新日:2025年1月17日
心疾患とは
日本人の死亡原因では、悪性新生物(ガン)に次いで二番目に多いのが心疾患(狭心症・心筋梗塞など)です。心疾患は、生命の危険が高い疾患なので予防が大切です。狭心症
動脈硬化などにより、冠状動脈(心臓に酸素や栄養を運ぶ動脈)が狭くなり、 血液の流れが悪くなることにより、胸部の痛みや圧迫感などの症状として出ることを「狭心症」といいます。この症状は長くても15分以内に消失します。
心筋梗塞
突然、冠状動脈が詰まることにより血流が途絶え、強烈な胸の痛みや呼吸苦などの症状が15分以上続くことを「急性心筋梗塞」といいます。 これは、すぐに医療機関へ搬送しないと生命にかかわる、緊急度・重症度ともに高い疾患で、特に注意が必要です。
心疾患の症状
胸の痛みだけではなく、その他の症状にも注意してください。
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- 首や下あごの痛み
- 背中の痛み
- 左肩から左腕の痛み
- みぞおち付近の痛み
- 吐き気やおう吐
- 冷や汗
- 呼吸困難
- 動悸・息切れ
※ご高齢の方、糖尿病のある方は痛みを訴えない場合があります。
心疾患の予防
狭心症や心筋梗塞は、動脈硬化が原因である場合があります。動脈硬化を防ぐためにも、普段の生活の中で以下のことを心がけましょう。
- 高脂血症の改善
- 糖尿病の改善
- 高血圧症の治療
- バランスの良い食事
- 過度な飲酒はしない
- 禁煙
- 適度な運動
- 規則正しい生活
- ストレスの解消
もしものときのために
もし、心筋梗塞の発作が起きた時には、その場に居合わせた方の応急手当がとても重要となります。
心筋梗塞により心肺停止となった場合には、心肺蘇生法とAEDによる電気ショックが有効となる場合が多くあります。
志太消防本部では、この応急手当を学ぶ「救命講習会」を開催しております。
また、「出前講習」も行っておりますので、ぜひ、もしものときのために応急手当を身につけましょう。
※救命講習会の申し込みについては、以下の救命講習のページをご覧ください。
- 救命講習(内部リンク)
詳しくは、志太消防本部救急課(TEL:054-641-9202)までお問い合わせください。