消毒用アルコールの取扱い
更新日:2020年5月1日
新型コロナウイルスの感染防止対策として、消毒用アルコールを使用する機会が増えています。
この消毒用アルコールは、消防法に定める危険物第四類アルコール類に該当し、発生する可燃性蒸気は空気よりも重たく、低所に滞留しやすくなっており、火気により引火しやすくなっています。取扱う際は十分に注意して使用してください。
消防法に定める危険物に該当する消毒用アルコール
- 消毒用アルコールは、アルコール濃度が60%以上の製品が危険物に該当します。
- 危険物に該当する消毒用アルコールの容器には、危険物である旨の表示が義務付けられていますので、記載されている注意事項をよく確認してから使用してください。
消毒用アルコールの取扱いについて
危険物に該当する消毒用アルコールの取扱いを誤ると火災を引き起こすおそれがあります。
また、ウォッカ等のアルコール濃度が高い酒類も同様の危険性があります。
火気の近くでは使用しないでください
手指消毒の際に使用する消毒用アルコールは、蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火源があると引火するおそれがあります。
使用する付近での喫煙やコンロ等を使用した調理など、火気の使用はやめましょう。
実験映像について
消毒用アルコール及び高濃度の酒類の燃焼実験映像を、東京消防庁公式YouTubeチャンネルにて公開しています。