過去の災害から学ぶ 台風などの備え
台風や集中豪雨などの事前の備え
短期間でまとまって強い雨の降る台風、局地的な大雨や集中豪雨などは、増水などにより短期間で危険な状況に陥ったり、注意報や警報の発表に至らない雨でも災害が発生する可能性があります。以下を参考に、事前の備えをお願いします。
建物の備え
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窓などの開口部はしっかりと施錠し、必要に応じて補強してください。
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風で飛ばされそうな物は飛ばないように固定したり、建物の中へ格納してください。
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ベランダや屋上の排水溝の点検(掃除)や土のう(水のう)を準備してください。
窓など開口部の補強
避難の備え
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以下を参考に、事前に付近の危険個所を把握してください。
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避難場所や連絡方法などについて家族と協議してください。
- 最新の情報を収集してください。
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飲食物や非常用品(懐中電灯、携帯ラジオ、救急薬品、衣類、貴重品等)を確認してください。
最新の情報の収集
台風に伴う停電時の対応について
非常用自家発電機の使用による事故の発生(一般向け)
令和2年9月9日(水曜日)に、鹿児島県の民家で、台風による停電に伴い、屋内において燃料式の自家発電機を使用したことが原因とみられる一酸化炭素中毒の死亡事故が発生しました。停電時においても、屋内や換気の悪い場所で発電機は使用しないでください。
非常用発電設備の点検について(事業所向け)
令和元年台風19号などを受け、事業所に設置されている非常用自家発電設備の異常や被害が55件報告され、そのうち45件が浸水被害によるものとなっています。事業所に設置されている非常用自家発電設備は、停電時に火災が発生した場合でも、消防用設備が正常に機能するよう設置が義務付けられているものもあります。
近年、台風などの災害時の緊急避難場所として、ホテルなどの事業所が利用されるケースが増加傾向にあります。日頃の点検に加え、台風などに備えた点検の実施をお願いします。

台風などに備えて要点検
避難時の火災予防対策について
台風などで避難をした場合、長時間にわたり自宅を空ける可能性があります。避難をする際には、以下の点に留意し、火災予防対策を講じてください。
- ガスに起因する火災対策として、ガスの元栓は必ず閉めてください。また、可能であれば屋外のガスメーターの下に設置されているガスメーターバルブと、ガスボンベに設置されている容器バルブも閉めるようにしてください。
- 電気に起因する火災対策として、電気のブレーカーを必ず落としてください。また、自宅に戻り電気を復旧する場合には、通電火災に気を付けてください。
通電火災にご注意ください(志太消防本部)
- ストーブやたばこなど、火気の処理を徹底して避難をしてください。
- 放火対策として、周囲の可燃物を片付けるとともに、必ず施錠してから避難をしてください。空き巣などの侵入に起因する火災を防止するためにも徹底してください。
- 台風などにより、避難経路で火災が発生している可能性があります。避難経路は、可能な限り広い道を選ぶとともに、電線などに近づかないようにしてください。
避難の前に施錠の確認