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着衣着火(衣服への着火)を防ぐために

更新日:2019年7月29日

今年度に入り、管内で2件の着衣着火による火災が発生しており、2件とも高齢者が被害を受けました。

着衣着火とは、調理中のコンロの火やお仏壇のろうそくの火などが、着ている服に着火して燃え上がることを言います。

これからお盆の時期を迎えるにあたり、お線香をあげる機会も多くなるかと思います。

今一度火の取扱いにご注意ください。

着衣着火の事案例(他市の事案例を含む。)

着衣着火の中でも多く発生する、こんろとお仏壇のろうそくによる事案例を紹介します。

こんろでの着衣着火

  • やかんを火にかけ、ガステーブルの上にある換気扇のスイッチに手を伸ばした際に、着衣の腹部に着火
  • こんろで調理中、こんろの奥にある調味料に手を伸ばしたところ、着衣の袖口に着火
  • スカーフを首に巻いたままこんろに火をつけたところ、首から垂れ下がったスカーフに着火

コンロの火から着衣着火(イメージ)

お仏壇のろうそくによる着衣着火

  • お仏壇でお線香をあげようとしたところ、ろうそくの火が衣服に触れ着火
  • ろうそくをつけたまま、お供え物に手を伸ばしたところ、ろうそくの火が衣服に触れ着火

お仏壇のろうそくによる火災発生(イメージ)

着衣着火を防ぐポイント

着衣着火を防ぐポイントの一例を紹介しますので、参考にしご注意ください。

  • 袖口や裾が広がった服で火を取り扱わない
  • 調理中は、ストールやスカーフなどは外す
  • こんろの奥に、物を置かず、こんろのまわりを整理整頓する
  • 火が接しても着火しにくい防炎製品のアームカバーやエプロンを使用する
  • 鍋などの底から火がはみ出ないよう、適切な火力に調節する
  • 電気式の調理器具の使用を検討する
  • お仏壇のお供え物に手を伸ばす際に注意する
  • 電気式やコンセント式のローソクやお線香を使用する
  • 身体機能が衰える高齢者や注意力に欠ける子どもに対して、周りの人も十分に気を付ける

着衣に火が着いてしまったら・・・

慌てず、衣服を脱いだり、水をかけるなどして消火し、119番通報をしてください。

近くに水がない場合は、以下の方法で対処してください。

ストップ(止まって)

衣服についた火の勢いを大きくさせないために、走り回らず、その場に止まる。

ドロップ(倒れて)

地面に倒れこみ、燃えているところを地面に押し付けるように、体と地面をくっつける。

体と地面の間にできるだけ隙間が残らないようにする。

ロール(転がって)

地面に倒れたまま左右に転がることで、火と空気の接触を遮断し、衣服についた火を窒息消火させる。

転がるときは、顔を両手で覆い、顔へのやけどを防ぐ。

 

その他

着衣着火の再現映像や注意喚起などが、以下のページから確認できます。

    志太消防本部
    〒426-0022 静岡県藤枝市稲川200-1 TEL:054-641-5000 (代)
    消防指令センター
    〒425-0041 静岡県焼津市石津728-2 TEL:054-623-1119

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