基本と応用の連携を再確認 消防ポンプ自動車送水訓練
更新日:2019年2月9日
今年に入り全国では連日複数の建物が炎上する火災が報じられています。
空気が乾燥していることから、燃え広がるスピードが速く、判断を誤ると大火に繋がる可能性が非常に高くなっています。
今回、大井川分署では消防ポンプ自動車の連携による迅速で効果的な中継送水を目的とした訓練を実施しました。
複数の車両を使用することで、現場から遠く離れた場所へも水を送り続けられますが、双方の意思疎通が不十分では事故や器具の損傷に繋がる危険性があることを再確認することができました。
大井川分署には消防ポンプ自動車が2台配備されており、それぞれ2000Lと1300Lの水を積載していますが、1分間に約1000Lを放水すると2台の水を併せても約3分間しか放水できません。
そこで、放水を続けるためには1台を消火栓などの水利を確保できる場所に止め、現場の近くに止めたもう1台に送水することで、積載している水が無くなっても継続的に放水が可能になります。
消防隊からのお願い
火災現場付近では、消火のための水が必要不可欠です。
消防隊は道路や公園などに設置されている消防水利を目指して現場に向かいます。
消火栓や防火水槽のある場所には絶対に自動車を駐車したり、障害物を置いたりしないでください。