安全 確実 迅速な救出のために 応急はしご救出訓練
更新日:2018年10月23日
2018年10月9日火曜日から10月11日木曜日の3日間、大井川分署訓練場にて、火災現場を想定した救出訓練を実施しました。
今回の訓練は、応急はしご救出という救出方法です。
応急はしご救出は、火災で逃げ遅れ、2階のベランダ等で助けを求めている要救助者を最小限の人員、資器材で迅速に2階から1階へ降ろすという救出方法になります。
また、この救出方法は、迫りくる火炎が身に襲い掛かる前に実施しなければならず、隊員の高い技術、強い精神力、及び素早い行動が求められ、成否が要救助者の生命に直接つながります。
訓練では、そのような災害現場に遭遇しても、冷静かつ柔軟に対応できるよう、より災害現場に近い状況を想定して実施しました。
隊員はPPEである個人防護具を確実に装備して、消火隊の援護注水を受けながら救出活動を実施することで、あえて負荷をかけた現場に近い状況を作り出し、ストレスを感じながらの活動が実施できました。
この訓練により普段ではなかなか気づけないヒューマンエラーのポイントなどを確認することで技術向上につなげていきます。
今後も継続的にこのような訓練を実施し、災害に備えていきたいと思います。

はしごを2階へ掛け救出準備

援護注水を受けながら要救助者縛着

要救助者を2階から1階へ救出開始

要救助者が到着し、救出完了