わが街を守る 住宅密集地火災防御訓練
更新日:2018年8月31日
2018年8月19日 日曜日、焼津市上泉、つつじ平団地を訓練会場として、つつじ平自主防災会と焼津市消防団との住宅密集地火災防御合同訓練を実施しました。
今回、志太消防本部では初の試みとして、2016年12月に発生した、新潟県糸魚川市大火の教訓を基に、実際の団地を会場として、自治会及び消防団と連携した合同訓練を実施しました。
訓練に協力していただいた、つつじ平自治会の皆様は、日頃から防災意識が高く、地元を守るという基本的な考え方は、私たち消防も同じです。
合同訓練では、実際に火災が発生した際に消火栓が使用出来ないという想定で、複数の消防車両による中継放水隊形での防御活動並びに、地元自治会及び自主防救助隊による単独可搬ポンプ取扱い訓練を実施しました。
大井川分署管内には、ほかにも住宅団地をはじめとした住宅密集地が複数点在することから、各地域とも合同訓練を実施することで、地域を守る体制の強化を図っていきます。
第1想定 自然水利を減圧させずに中継放水
つつじ平団地内の公園に設けられた防火水槽を自然水利として、消防団の可搬ポンプにて水を吸い揚げ消防署の車両に送水する。さらに、火点に近い消防団の車両に中継送水することで、水の力の減圧させる事なく放水を可能にする。
第2想定 積載水を減圧させずに中継放水
消防署の車両に積載されている水を、消防団の車両へ送水する。さらに、火点に近い消防署の車両へ中継送水することで、水の力を減圧させることなく放水を可能にする。
第3想定 防火水槽の水を協力して単独放水
つつじ平団地の公園に設けられた防火水槽より、自治会及び自主防救助隊が自治会の所有する可搬ポンプにて水を吸い揚げ、火点に向かってホースを延長し放水を実施。