地域の仕事を学ぶ 社会見学
2018年6月14日木曜日、大井川西小学校の4年生46人が、地域の仕事を学ぶため、大井川分署の社会見学に来てくれました。
会議室では、消防の仕事についての勉強や、煙の特性についての勉強もしました。煙体験の際は、どのように避難するのが適切かという話を聞いた上で、避難方法について身をもって体験してもらいました。児童一人一人が真剣に話を聞いてくれている姿が、とてもうれしかったです。
車庫や訓練場では、消防ポンプ自動車、救急自動車の機関員による車両装備の説明を行いました。また、消防隊による訓練披露の際には、引率の先生の指示による放水開始やCAFSの泡による放水も行いました。その後、質問タイムを設けましたが、大勢の児童が質問をしてくれました。時間の都合上、質問できなかった児童も、いつでも大井川分署に来ていただきたいと思います。
今回、大井川西小学校の4年生に消防の仕事についてお話をさせていただきましたが、子供たちにも関心を持ってもらうことで、自分たちの町から自分たちの手で火災を無くす取り組みに協力してくれたらと思います。
志太消防本部の組織図、職員数や消防士の一日について、志太消防本部オリジナルリーフレットにより説明をしました。また、火災の発生件数や原因などについてもお話をしました。
会議室を使用して煙の特性について説明しました。まず、煙を発生させる機械により天井面に煙を対流させて、部屋の上から煙が段々と下の方へ降りてくる様子を見てもらいました。その際、自然と児童がハンカチを口と鼻に当てた時には驚きました。
煙が移動するスピードは、横に毎秒0.3から0.8メートル、縦に3から5メートルです。煙は上階や天井に向かってあがっていくので、できるだけ体勢を低くして避難することが重要です。
機関員によりそれぞれの車両について説明を行いました。消防ポンプ自動車では、消火活動をするための資機材や消火栓から水を吸うための方法などについて説明をしました。また、救急自動車では、傷病者を処置するための資機材などについて説明をしました。
消防隊の訓練披露で、第1線には水、第2線にはCAFSによる泡をホースの中に充水し、水の入った黄色のホースと泡の入った白いホースの重さの違いを体験してもらいました。児童が、一人でも軽く持ち上がる泡の入ったホースに、とても驚いていました。