炎の中で消火訓練 ホットトレーニング
更新日:2018年3月16日
2018年2月23日に講義、2月27日、28日に静岡県消防学校の施設を利用して、ホットトレーニングを実施しました。
このホットトレーニングは、消防職員として、火災の性質と状態、消火の理論、熱の環境下における身体に与える影響等について、体験することによって、実際の火災に近い状況で行う訓練です。
不必要な換気は火災を広げてしまうこと。煙が充満している中で、中性帯(炎の熱で上昇した煙と新鮮な空気が混ざり合う部分の境目)の維持の重要性。上層、下層部での体感温度の違い、瞬間的な霧状の水を入れることで、効果的な冷却を図るなど、理論的な消火要領を実際に検証することで、職員の更なる意識改革に繋ぐことが出来ました。
現場では全員が同じ状況で検証することが出来ないため、職員間で共通の認識を持つことの重要性からも非常に有意義な研修となりました。
今後も火災戦術の研究検証を通じて知識・技術の向上に取り組んでいきます。