文化財防火デー(南分署)
更新日:2018年2月19日
平成30年1月25日(木曜日)に文化財防火デーに伴う消防訓練を実施しました。
1949年(昭和24年)日本最古の壁画が描かれた奈良法隆寺金堂が火災により焼失したことをきっかけに、文化財を火災及び震災等から守るとともに文化財愛護思想の普及高揚を図る目的で1955年(昭和30年)に文化庁及び消防庁が『文化財防火デー』を制定されました。
今年は藤枝市高柳2425番地に所在する清林寺が所有する藤枝市指定有形文化財『聖観世音菩薩』を対象とし、消防訓練を実施しました。
訓練は『寺の調理場から出火し、延焼の危険性がある』という想定で行いました。武藤住職と消防隊員が同像に見立てた段ボールを運び出した後、消防車で駆け付けた隊員が清林寺に向かって放水しました。
文化財を災害から守るためには、関係機関等及び文化財所有者等だけではなく、文化財周辺の地域住民との連携・協力が必要であります。文化財は国民共有の貴重な財産であるということを再認識し、地域住民との連携体制の構築・強化をさらに努めていきたいと思います。