実験で見えた火災の怖さ 火災のリスクと対策を“見える化”
更新日:2025年6月23日
2025年6月22日(日)、志太消防本部では、住宅に見立てた模擬家屋(ドールハウス)を使用し、火災時の実際の燃焼拡大を再現する燃焼実験を行いました。
この訓練は、火災現場での判断力や対応力の向上を目的とし、火の広がり方や煙の流れを「見て」「感じて」学ぶ貴重な機会となりました。

座学で基礎知識を再確認する隊員
前半は座学により、燃焼の三要素やフラッシュオーバーの危険性、煙の性質などについて学びました。

模擬家屋から火煙が噴出をコントロールする隊員

ドールハウスの燃焼を検証する隊員
後半では、実際に模擬家屋に着火し、ドアを開けた瞬間に炎が吹き出す様子や、煙が天井に沿って急速に充満する様子を体験しました。
このような訓練を通じて、現場対応の精度と安全性の向上を目指すとともに、火災の性状を再確認しました。
参考映像
火災挙動指標(外部リンク)
火災性状観察(外部リンク)
冷却注水(外部リンク)
住宅火災(外部リンク)
火災被害を抑えるために
火災の被害を最小限に抑えるためには、初期対応と日頃の備えが何より重要です。
ご家庭でも次の点にご注意ください。
- 住宅用火災警報器の設置と定期点検
- 就寝時を想定した避難経路の確認
- 煙のある部屋のドアは開けない
- 可燃物(布類・紙類など)は熱源の近くに置かない