年々増加している電気火災 トラッキング現象を防止する対策
更新日:2025年5月29日
近年電気が原因の火災が増加傾向にあるため、藤枝消防署南分署では、電気火災を予防するため、庁舎内のコンセント周辺の清掃を行いました。

コンセントと電源プラグの間にある埃を清掃
トラッキング現象とは
差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間には埃が溜まりがちになります。
そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間にトラックと呼ばれる電気の通り道をつくり、やがてはそこから放電をおこし、発火してしまいます。
これがトラッキング現象です。
また、トラッキング現象の恐ろしいところは、差さっている電気製品を使用していなくても差してあるだけで出火する恐れがありますので、コンセントに電源プラグを差し込んだままにしている方は注意してください。

コンセントと電源プラグの間に埃が溜まり、トラッキング現象により出火したイメージ図
トラッキング現象を防止する対策
- 電源プラグはこまめに掃除して、埃が溜まらないようにする。
- 使用しない電気製品の電源プラグは抜くようにする。
- トラッキング防止加工をしてある電源プラグを使用する。