ストーブやトラッキング現象による火災に注意
更新日:2023年12月27日
ストーブ
これからの時期、気温がどんどん下がってきます。寒い日が続くと、ストーブを使う機会も多いと思います。
また、電気ストーブは火を使用しないため、安全だと思われがちですが、使い方を誤ると石油ストーブと同様の出火危険があります。 火を使用していないからといって、過信しないことが大切です。
使用上の注意点
- ストーブの上に衣類等を干さない。
- カーテンや布団など燃えやすいもののそばに置かない。
- 燃料補給は火を消してから行う。
- ストーブの近くでスプレー缶の使用や、ガス抜き、保管をしない。
- 外出時や、就寝時は使用をやめ、電源等がついていないことを確認する。
トラッキング現象
トラッキング現象は、電気製品を使用していなくても、電源がOFFであっても、コンセントにプラグが差さっているだけで発生してしまい、火災に発展することもある恐ろしい現象です。
トラッキングのメカニズム
差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にはホコリがたまりがちになります。
そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気のとおり道をつくります。
やがてはそこから放電をおこし、発火してしまいます。これがトラッキング現象です。
トラッキングを防ぐポイント
- たこ足配線をしない。
- プラグにホコリをためない。
- 使わないコンセントは塞ぐ。
- 古いプラグのタップは使わない。
実験映像
以下のページからストーブやトラッキング現象による火災事例(実験)について確認できます。- 独立行政法人製品評価技術基盤機構