夏特有の火事にご注意を
更新日:2023年5月10日
今年の夏も気温が高く、暑い夏になる見込みです。
暑い夏を乗り切るのに欠かせないエアコンや扇風機ですが、間違った使い方や、整備不良や経年劣化によって、故障による思わぬ事故を起こす恐れがあるので注意が必要です。
エアコン
主な火災事故原因として、電源コードなどの継ぎ足しや、電源コードとプラグの不適切な接続によって、接触不良が生じ、発熱、発火したり、長年の使用によって部品が劣化し、漏電したことにより発火するケースが挙げられます。
エアコンの室内機・室外機ともに以下のような異常がないか確認してください。
- 電源コードやプラグが異常に熱い
- 電源プラグが変色している
- 異音がする
- ブレーカーが頻繫に落ちる
- 室内機から水漏れがある
- 焦げ臭いにおいがする
電源コードに傷があったり、異常を感じたら、エアコンを停止させ、コンセントを抜き、使用をやめてください。
注意点
- エアコンのプラグは延長コードなどで継ぎ足さず、専用コンセントに直接つなぐこと
- 室外機のまわりにゴミやダンボールなどを置かないこと
- 電源プラグのほこりはこまめに掃除すること
扇風機
扇風機による主な事故原因として、長期使用による部品の経年劣化により、扇風機の使用中にショートして発火し、火花が発生してほこりなどに燃え移ってしまい、火災が発生するケースが挙げられます。
以下のような異常がないか確認してください。
- スイッチを入れても羽根(ファン)がまわらない
- 羽根(ファン)の回転が不規則
- モーター部分が異常に熱い
- 焦げ臭いにおいがする
- 電源コードに傷がある
注意点
- 就寝中や人のいないところで使用しない
- 外出時つけっぱなしにしない
エアコンや扇風機による火災事故は製造から10年以上経っている製品で多く発生しています。
異常を感じたら使用を中止してください。
実験映像
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
- エアコン「電源コード継ぎ足し接続による発火」(外部リンク)
- エアコン「内部に洗浄液がかかり、トラッキング現象で発火」(外部リンク)
- 扇風機「コンデンサーの発火」(外部リンク)
- 扇風機「就寝中に発火」(外部リンク)