第69回 文化財防火デーにともなう消防訓練を実施しました
更新日:2023年2月22日
2023年1月24日(火曜日)に第69回文化財防火デーにともなう消防訓練を実施しました。
1949年(昭和24年)1月26日、日本最古の壁画が描かれた奈良法隆寺金堂が火災により焼失したことをきっかけに、文化財を火災及び震災等から守るとともに文化財愛護思想の普及高揚を図る目的で1955年(昭和30年)に文化庁及び消防庁が『文化財防火デー』を制定しました。
今年は、梅林院(藤枝市岡部町桂島)が所有する藤枝市指定有形文化財の仏像である、子安観音菩薩像・薬師如来像を対象として、消防訓練を実施しました。
訓練は、『本堂から出火し火勢拡大中』という想定で行い、梅林院加藤住職のもとを訪れた藤枝市スポーツ文化観光部文化財課の職員が火災を発見し水消火器にて初期消火を実施。観音堂から仏像2体に見立てた段ボールを文化財課職員と檀家の方達で搬出、加藤住職により119番通報。初期消火は失敗しており、本堂が火勢拡大している状況で、消防隊が到着後に放水を実施し、火災が収まり訓練は終了しました。
今後は、2023年1月26日(木曜日)文化財防火デー当日に、永豊寺(焼津市西小川)でも消防訓練を予定しています。

消防職員による放水の様子