年末に向けて火災予防対策を
更新日:2024年11月20日
年末に向け、各家庭で大掃除を行う時期となりました。
年末の大掃除で、家をキレイにするだけでなく、火災危険も一掃しましょう。
各発火源の注意事項等
住宅火災における発火源として上位を占める「たばこ」、「ストーブ」、「電気器具」、「こんろ」の他に、使用が多くなる「エアコン」、全火災の原因として上位となる「放火」ついて、以下の対策のポイントを参照に火災予防に努めましょう。
たばこ
対策のポイント
- 灰皿に吸殻を溜めない
- 寝たばこをしない、吸いかけのたばこを放置しない
- 処理の際に吸殻は水で十分に消す
ストーブ
対策のポイント
- 使用前に、取扱説明書に従って点検を行い、必要に応じて、修理や取替えを販売店に依頼する
- ストーブの近くに衣類や布団などの燃えやすい物を置かない
- ストーブの周囲や上方に洗濯物を干さない
- 就寝時や外出時には使用するのを避ける
- 火のついたまま、給油をしない
電気器具
対策のポイント
- 必要に応じて点検を実施し、取扱説明書をよく読み正しく使用する
- 使用しないときは、コンセントから抜く
- 危険なたこ足配線はしない
- 差込プラグに付着したほこり等は取り除く
- コードに重い物を乗せたり、束ねた状態で使用したりせず、コードが傷んだ状態で使用しない
こんろ
対策のポイント
- こんろの周りや換気扇の油汚れを拭き取る
- 燃えやすい物を近くに置かない
- 台所から離れる時は、コンロの火を消す
エアコン
対策のポイント
- エアコンの内部洗浄は、正しい知識を持った業者への依頼や、購入先の販売店、メーカーのサービス窓口などに相談する
- 内部洗浄を行う場合、洗浄液が絶対に電気部品にかからないように注意する
- 洗浄に、消毒用アルコールや次亜塩素ナトリウムを使用しない
放火
対策のポイント
- 家の周囲は常に整理整頓し、燃えやすい物を置かない
- 物置や車庫の施錠をする
- 家の周りは街灯などをつけ、明るくする
住宅用火災警報器の維持管理
住宅火災による死者のうち、半数以上が「逃げ遅れ」によるものとされており、22時から翌朝4時までの時間帯の住宅火災で、他の時間帯と比べ多くの死者が発生しています。
火災の発生に早く気付き、逃げ遅れを防ぐため、大掃除の機会に住宅用火災警報器の清掃と点検をしましょう。
お手入れ・点検
- 警報器に付着したほこりや油を拭き取る
- 警報器本体のボタンを押すかひもを引いて、音又は音声により正常に作動するか確認する