消防用設備等の破損に注意 自ら守る事業所の安全
更新日:2023年8月17日
消防用設備等(スプリンクラー)の破損により漏水事故が発生
2022年4月10日(日曜日)夜、静岡市内の商業施設で消防用設備等(スプリンクラー設備)の配管が破損し施設内が浸水する事故が発生しました。この事故による負傷者は発生しなかったものの、大きな被害が生じました。関係者への取材によると昨年11月に実施した同設備の圧力検査では異常がなかったということです。
啓発活動を実施
上記事故を受け、志太消防本部では12日、管内の類似する駅直結の商業施設を対象に注意喚起を実施ました。
大規模地震や気温の低下に注意
今回の配管破損による浸水事故の原因は調査中ですが、大規模な地震や急激な気温低下が生じるとスプリンクラー設備等の配管が損傷し、漏水を起こす恐れがあります。配管が破損し漏水が発生した場合でも、速やかに対応することで水損被害を軽減させることが可能です。
水損被害軽減のための3ポイント
まずは火災でないことを確認した上で、漏水箇所を特定し次に掲げる作業を速やかに、かつ、並行して行ってください。
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制御弁の閉止
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ポンプの停止
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直ちに施工または点検業者へ連絡し、早期の復旧に努めてください。