熱中症を予防して楽しい夏を 熱中症対策
更新日:2018年6月29日
正しい知識と対策で防ごう 熱中症
夏に向けて、熱中症になる人が増えてきます。
7月は熱中症予防強化月間です。
夏季だけではなく、梅雨開け前後も注意が必要な時期です。
熱中症は、一人ひとりが正しい知識を持つことで、防ぐことができます。
熱中症とは?
温度や湿度が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、けいれんや意識の異常など、様々な障害をおこす症状のことです。
家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、体から熱が逃げにくく熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症の症状
- めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い
- 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、いつもと様子が違う
- (重症になると)返事がおかしい、意識消失、けいれん、からだが熱い
熱中症を防ぐポイント
- 部屋の温度をこまめにチェック ! (普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします)
- 室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を 上手に使いましょう !
- のどが渇かなくてもこまめに水分補給 !
- 外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
- 無理をせず、適度に休憩を !
- 日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを !
熱中症を詳しく知る
- 暑さの感じ方は、人によって異なります その日の体調や暑さに対する慣れなどが影響します
- 高齢者や子ども、障害者・障害児は、特に注意が必要です
- 熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です
高齢者は暑さや水分不足に対する 感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です - 子どもは体温の調節能力がまだ十分に発達していないので、気を配る必要があります
- 暑さを感じなくても室温や外気温を測定し、扇風機やエアコンを使って温度調整するよう心がけましょう
- 節電を意識するあまり、熱中症予防を忘れないようご注意ください
気温や湿度の高い日には、無理な節電はせず、適度に扇風機やエアコンを使いましょう
熱中症が疑われる人を見かけたら
涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす
(特に、首の回り、脇の下、足の付け根など)
水分補給
水分・塩分、経口補水液※などを補給する
(※水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)
自分で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!
アプリやリーフレットも活用しよう
あてはまる場合は、急いで119番通報しましょう。
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