【文化財防火デー】~災害に強い地域づくり~
更新日:2025年1月30日
志太消防本部では、2025年1月26日(日曜日)、文化財防火デーに伴う消防訓練を県内唯一の伝統的建造物群保存地区に選定されている花沢地区の法華寺で焼津市消防団と合同で実施しました。
法華寺には静岡県指定有形文化財である「木造千手観音菩薩立像」と、「木造聖観音立像」、焼津市指定有形文化財である「法華寺の仁王門」があります。
『文化財防火デー』とは、1949年1月26日、日本最古の壁画が描かれた奈良法隆寺金堂が火災により焼失したことをきっかけに、文化財を火災及び震災から守るとともに文化財愛護思想の普及高揚を図る目的で1955年に文化庁及び消防庁が制定しました。
訓練内容は、法華寺東側の山林より出火したことを想定し、関係者による初期消火及び本堂から文化財の搬出を実施する初動体制の訓練と、消防団による高草山コルゲートを水源とした落水型消火栓が使用不能となった場合を想定した、山間地における水源の確保に主眼をおいた遠距離中継訓練を実施しました。

寺関係者による文化財の搬出

消防団による遠距離延長放水

山林に向けての放水
今回の訓練において、法華寺の住職、地元住民の方々には、ご理解・ご協力いただきありがとうございました。

消防団長からの訓練講評
これからも歴史的景観を守るため今回の訓練の有効性を検証し、訓練を重ね、より災害に強い地域づくりを目指してまいります。